わんころけっとのアメリカに暮らしてみたものの

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ニューヨークの学校再開は9月10日から。しかし『14歳以下の子供は大人の2倍感染を拡げやすい』との記事も。

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うちの子供の学校でも、9月10日からの学校再開に向けて準備が進んでいます。先日も学校から説明会がありました。格子としては:

  • 児童を2つのグループに分けて、それぞれ2,5日づつ登校し対面で授業を受ける
  • 各クラスはソーシャル・ディスタンスをできるだけ維持するため定員を9人〜10人とする
  • 完全リモート学習を継続することも可能
  • アフタースクール(学童保育)は実施する
  • スクールバスの運行は未定
  • 学期はじめの6週間はトラウマ対策や心のケア、新しい生活習慣の取得に重点をおく

といったもので、完全リモート学習継続か、週の半分を登校するスケジュールにするかを8月7日までに選び、学校に希望を伝えなくてはなりません。

すでに自宅待機が始まってから5ヶ月が経っており、9月の新学期までだと、トータルで7ヶ月、自宅で過ごすことになります。その間、友達と会うのも、教師と会うのも、すべてネット経由です。子供のことを思うと、学校に行かせてやりたいと思うのですが、最近、いくつか非常に気になる報道があり悩んでいます。フォーブス日本語版による「コロナ感染抑制のカギ握るのは14歳以下の子供?」との記事もその1つです。
forbesjapan.com

記事の内容は以下の通り:

  • 感染した乳幼児から14歳までの子供たちが最も“効率よく”感染を拡大させ、パンデミックが続く大きな要因になっている可能性がある
  • コロナ感染症を発症した5歳未満の幼児の鼻咽頭には、それ以上の年齢の感染者の10〜100倍のウイルス量がある
  • 14歳以下の子供がほかの人に感染させるリスクは成人より2倍以上大きい

というものです。

また、在米メディアのFuji Sankei International(FCI)ニュースは、Youtubeチャンネルで以下のように報道しています。

  • ミシシッピー州インディアナ州では、学校がすでに再開しており、生徒や教師の間で感染が拡大する事例が相次いで報告されている
  • 6月にジョージア州で開催されたサマーキャンプでは、スタッフ含め、参加者全員に直近12日以内に実施された感染検査で陰性の証明書の提出が義務付けられていたにも関わらず、キャンプ開始直後から数名が体調を崩し、参加者のうち344人を検査したところ、約76%にあたる260人が陽性であることが判明した。

www.youtube.com

学校教職員の組合は、9月からの学校再開には反対しており、また市のオンブズマンも、9月以降の段階的な学校再開を提案しており、8月末までこの議論は続きそうです。