わんころけっとのアメリカに暮らしてみたものの

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アメリカの運転免許証はオンラインで簡単に更新可能、ただし代行業者にはご注意を!

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運転免許証の有効期限が半年も過ぎていたー!

コロナによる自宅勤務が始まった日、今後、薬局に行くのを極力避けるため、常備薬の買い出しに行き、そこで薬剤師(アメリカでは身分証明書がないと買えないお薬があって、僕の場合は花粉症のお薬がそれ)から運転免許証の有効期限が切れているとの指摘を受け、初めて、自分の運転免許証が2ヶ月前に切れていたのに気がつきました!が、そのままコロナで街は封鎖に。その後、喉に刺さった小骨のごとく、「あ〜免許更新しないとなあ〜」と思い続けていました。

アメリカはオンラインで免許の更新が可能

日本と違って(住所変更などがなく、更新するのがいわゆる2種免許でない限り)アメリカでは免許更新はオンラインで可能です。ただし目の検査は必要です。免許更新センター(DMV)に行って更新作業をすれば、目の検査もセンターでできますが、コロナのため閉鎖していたようだし、完全閉鎖していなくても、コロナ感染が深刻化している真っ只中に行きたくない。あとは近場の眼科医で検査してもらって証明を添付する方法もありますが、眼科医も直接診療は休止中・・・。ということで、気にはしながらも、ず〜〜っと放置していました。

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オンライ・トラブルにご用心

ところで、実は知人に免許更新のオンライン詐欺にあった人がいます。詐欺というのは大げさかもしれませんね、オンライン・トラブルといったところでしょうか。その人も、オンライン上で免許更新を実行しようとして、ネットで「免許・更新」と検索し、「オンラインで免許更新」というサイトが出てきたの手続きを行ったのですが、手数料を支払ったところで、「このサイトは正式な免許更新センター」のものではなく、素性の分からない民間業者のものだと気がついたそうです。詐欺ではないと書いたのは、そこは免許更新の代行業者だったからです。「え?なんで気が付かないの?」と思うかもしれませんが、サイトには、もちろん代行業を匂わせる記述はなく、単に「オンラインで免許更新できます」としか書いておらず、必要書類に所定の情報を打ち込んで書類を作成できるようになっています。その人は手数料をカード払いした段階で気がついてサイトから離脱したそうです。なので、直接の被害は手数料の30ドルだか40ドル程度だったそうですが、その後、ちょっとしたトラブルも・・・。。

ESTA申請でも代行サイトが存在します

アメリカの入国には、観光であってもESTAという申請を行って14ドルを支払う必要があります。カナダも同様にeTaという申請があり、費用は7カナダドルです。実はここにも代行業者が存在します。運転免許証の更新も、これら渡航書類申請もそうですが、非常に簡単で日本語サイトもありますので、代行業者を使う必要は全くありません。皮肉なことですが、代行業者に申請できるだけのネット・リテラシーがあれば、直接申請で全く問題ありません。ただ、免許更新と同じく、サイトは一見、代行業者のものとはわかりません。そして、代行業ですから、代行申請もしてくれるので、そういう意味での問題もありません。(実際には、代行業者のサイトに打ち込んだ情報は、そのまま本物のサイトにリンクしているみたいで、代行業者のサイト完了後、すぐに本物の官庁から連絡が届いたりします)ただ、不必要な手数料を支払うことになるのと、得体の知れない代行業者にカード情報含めて個人情報を渡してしまうことになります。後者のほうが問題が大きいかもしれないですね。運転免許証更新の代行を使ってしまった人ですが、その後、1ヶ月ぐらいしてクレジット・カードが不正利用されていたのを発見したそうです。ただ、それと代行業者が関係あるのかどうかは、もちろんわかりません。ESTA代行業者に関しては、そういったトラブルはなかったそうですが、代行業者の引き落とし住所はイタリアになっていたそうです。

経済再開第2段階に入り眼科医も診療再開

話が横道にそれましたが、6月下旬にニューヨーク市も経済再開の第2段階に入り、眼科医も予約オンリーながら再開しましたので検査を受けに行きました。アメリカの場合、眼鏡・コンタクトレンズ屋さんには目の検診を行う眼科の検査医が常駐しています。ですので、近所の眼鏡屋さんでDMVから認定されているところに行けば、免許更新に必要な検査は受けることができます。また検査の証明といっても、特に所定の書類をPDF等でアップロードするとかではなく、どこの検査医に受診したかを記入するだけでOKなので簡単です。ものの10分ほどでオンライン作業は完了。作業完了後にメール添付で仮の免許証(というか書類)が届きます。本物の免許証が届くまでの間、この書類があれば運転することが可能です。このあたりも簡単で親切ですね。免許証は申請後、10日ほどで郵便で送られてきました。

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アメリアの免許更新はいたって簡単

免許更新のためにやったことは、目の検査医による受診と10分ほどのオンライン上の書類記入と支払いだけです。申請後すぐに仮の運転免許証ももらえます。そうそう、写真のデータもDMVにあるので、写真も必要ありません。日本も、このぐらい簡単にオンラインで免許更新ができるようになると良いですね。

以下、ニューヨーク州自動車省(DMV)のオフィシャルサイト: 

dmv.ny.gov