わんころけっとのアメリカに暮らしてみたものの

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開幕ペナントレース『明日の魔女ョー』しりあがり寿Tシャツ

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はてなブログが主催する、今週のお題「お気に入りのTシャツ」に、しりあがり寿氏が劇団、開幕ペナントレースKPRの公演『明日の魔女ョー』のためのイラストを提供した特性Tシャツ!で参加します!

 

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日本の劇団である『開幕ペナントレース』をご存知ない方のために説明しますと・・・・。

開幕ペナントレース

2006年に村井雄と高崎拓郎により結成。2009年のアメリカ・ニューヨーク公演でThe New York Times他、各種メディアより評価を得る。(公式ウェブサイトより)

著者:私が始めて開幕ペナントレース・KPRを見たのは、この2009年で、開幕ペナントレースはニューヨークのダウンタウンで夏の間に開催されるFringeフェスティバルに参加していて、劇場はHere Arts Center*1でした。日本からの劇団は珍しいので観に行くことに。『ROMEO and TOILET』という作品でしたが、全く理解できずなんじゃこりゃ~?と思ったのですが、公演は在米メディア、しかも、天下のNYタイムズが絶賛するという、意外なものでした。

2015年よりスタートした海外ツアーでは、その「恐るべき俳優達による現代演劇作品(Tuniscope:チュニジア)は、「本物のアーティスティックな体験(La Provence:フランス)」であり、「この衝撃的な作品を観てしまったら、もはやこの "地上" へ帰還することはできない(Theatrorama:フランス)」と賞賛される(※他にも劇評/レビュー多数)

​著者:2009年のNYもそうですが、基本的にフリンジ参加なんですが、どうも、各地で高評価を得た、というのは、まんざら嘘でもなさそうです。写真映えが良い、以外の理由が見つけられないのですが、きちんと内容も受けている様子。

2019年にはジャパン・ソサエティーより正式招聘され、現地メディアでの5つ星含む合計5誌からの劇評を獲得する等、10年ぶりのニューヨーク公演を成功させたばかりである

著者:このNY公演の時に頂いたのが『しりあがり寿イラストTシャツ』です。『明日の魔女ョ〜』という作品でしたが、これまた、なんじゃこりゃ~?だったのですが、妙にハマってしまい、正直言うと面白かったです。しかし、ジャパン・ソサエティーって、結構、シリアス、アート系の作品か、伝統芸能の上演が多いのですが、どうして「ハイパー・ナンセンス」を上演することにしたんでしょうね。 


Ashita no Ma-Joe: Rocky Macbeth

ジャンルを超えたその世界観は、演出家・翻訳家である青井陽治氏(※2015年より翻訳・ドラマターグで参加)より「ハイパー・ナンセンスな不条理哲学喜劇」と評される。

著者:ラーメンズ小林賢太郎さんも演出の村井さん、そして開幕ペナントレースがお好きなようです。人それぞれ、色んな趣味がありますね。その「ハイパー・ナンセンス」ぶりにも関わらず、演劇界の大物たちからも好かれている模様。そして、世田谷区芸術アワード”飛翔”なる賞まで頂いて、あの野村萬斎さんから祝辞まで頂いています。世の中分からないもんですね。


世田谷区芸術アワード“飛翔”受賞者へ、野村萬斎よりお祝いのコメント

最近では、東京都および東京都歴史文化財団が主催する「アートにエールを!東京プロジェクト」に参加、無重力空間の長い旅から“今はただ重力が恋しい”と地球に帰還した宇宙飛行士が、ソーシャルディスタンスが唱えられ誰もいなくなったCOVID-19後の孤独な世界に直面する姿が描かれている。』との内容の動画をアップしています。ここまで来ると、なにか哲学的な、思想的な、あるいはなにか壮大なことをやっているのかと、疑心暗鬼になるほどです。開幕ペナントレース・・・恐るべし。今後の活躍に期待したいですね。僕だけでも。

 


I just miss THE GRAVITY. [4K]

 

開幕ペナントレース公式ウェブサイト:

www.kpr.tokyo

 

写真:©わんころけっと