わんころけっとのアメリカに暮らしてみたものの

海外で暮らし、劇場で働き、社会で学び、子育てして、ゴルフする

北米最大規模の日本映画祭「ジャパン・カッツ」が現在開催中

f:id:azuki-ice:20200722130429p:plain

北米最大規模の日本映画祭「ジャパン・カッツ」が現在開催中

「ジャパン・カッツ」は、ニューヨークに所在する日米文化芸術交流団体であるジャパン・ソサエティーが毎年7月に開催する北米最大規模の日本映画祭で今年で14年目の開催となります。樹木希林オダギリジョー前田敦子リリー・フランキー北村一輝斎藤工河瀬直美蒼井そら、でんでん、二階堂ふみ安藤サクラ長澤まさみ役所広司など、多彩で豪華なゲストをニューヨークに招いて開催され、毎年30−40本程度の日本映画をニューヨークで上映してきました。また上映に加え、舞台挨拶や質疑応答、さらには観客も参加できるレセプションなど、日本では考えられないような特典満載の映画祭として人気を誇ってきました。

コロナ禍の今年はオン・デマンドのレンタル方式で開催

14年目となる今年はコロナ禍の影響で全作品オンラインでの開催となりましたが、『Fukushima50』『火口のふたり』『ミセス・ノイズィ』『スペシャル・アクターズ』『男はつらいよ おかえり寅さん』『れいわ一揆』など、話題作から実験映画、ドキュメンタリーから短編、インディペンデント作品まで多様なラインナップで、長編30本と短編12本をビデオ・オン・ デマンドのレンタル方式で配信しています。ただし、日本から見れる映画もありますが、またトークなどは日本からも視聴できますが、ほとんどの映画は、視聴地域が米国本土かUSテリトリー内と制限があります。ご注意ください!


JAPAN CUTS 2020

ジャパン・ソサエティー/ジャパン・ソサエティー公式ウェブサイトより

佐藤浩市渡辺謙が「カッツ・アバブ」賞を受賞、受賞挨拶と質疑応答がネットで配信

ジャパン・ソサエティーでは、これまで日本映画に多大な貢献を行った監督や俳優の功績を称える「カッツ・アバブ」賞を設けて授与してきましたが、本年度は『Fukushima50』に主演している佐藤浩市渡辺謙の大物俳優2人が受賞、受賞挨拶と質疑応答の模様は、7月23日午後9時(米国東海岸時間)にYoutube経由でネット配信されます。(詳しくは以下のサイトをご参照ください。)*1


映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)予告編

ジャパン・ソサエティー/ジャパン・ソサエティー公式ウェブサイトより

大林宣彦監督を偲ぶトーク・イベントや「Oobayashi Prize]の選考・授与も

さらに昨年亡くなられた大林宣彦監督の功績を讃え「Oobayashi Prize」と冠するアワードを設け、次世代の若手インディペンデント映画作家を選出します。それ以外にも監督や映画関係者、俳優を招いてのトークイベントなども開催しています。(詳しくは以下のサイトをご参照ください。)*2

組み合わせで様々なディスカウント・チケットも購入可

チケットは長編作品が$7.00、 短編作品が$1.50〜$3.00ですが、すべての作品を視聴できるオールアクセスパスが$99.00で、それ以外にも組み合わせによって様々なディスカウントが受けられるバンドル・チケットも販売されています。上演タイトル、チケット購入・視聴方法などの詳細はジャパン・カッツ公式ウェブサイトをご参照ください。

japancuts.japansociety.org