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劇場向け、ワイヤー固定グリップのスグレモノ『グリップロック・ケーブル・グリッパー』

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劇場向け、ワイヤー固定グリップのスグレモノ『グリップロック・ケーブル・グリッパー』

『たまには専門の舞台のこともシリーズ』として、本日は「グリップロック」をご紹介します。日本でも使っている人は多いんじゃないかと思うのですが、グリップロック社(Griplock Systems LLC)は、劇場を中心としたワイヤーによるリギング(吊り下げ)のための器具・機材・機構・ツールの専門会社です。ドイツ・フランクフルトのロイトリンガーGmbH社と提携して、北米、中米、南米市場向けのGriplock Calble Gripperの製造販売を行っています。

吊り物のワイヤーの調整、固定、修正が非常に簡易にできるスグレモノ

従来のワイヤクリップは、固定したい長さや箇所を決めて、ボルトやネジを締め上げて固定する形式が主でしたが、グリップロック社の主力商品であるGriplock® Cable Grippersは、特別なツールなしに、ワイヤーを好きな位置で固定でき、その長さや位置調整も非常にフレキシブルに行うことができるスグレモノです。また様々な用途に対応するため、サイズや形状も多様化されていて、オフィシャルサイトには164種類のケーブル・グリップが紹介されています。

 

私のお気に入りベスト5をご紹介

第5位:フォーク型

フォーク(写真では下部)の部分はピンを抜き差しできてクリップでワンタッチで固定できるタイプです。ピンが簡単に抜き差しできるので作業が非常に楽です。ワイヤー固定も調節ネジ(写真上部)を回すだけ。色は黒とシルバーの2種類、30-Forkのワイヤーサイズは2.5mm〜3.0mm、50-Forkは4.0mm〜5.0mm、  80-Forkは6.0mm〜8.0mmとなっています。詳細は以下、公式ウェブからご覧になれます。

https://www.griplocksystems.com/product/30-fork-10x20-v6b-s

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第4位:ループ型

突起部分を押し込むことで、ワイヤー固定をリリース、指を話せば固定される、これまた簡単便利なスグレモノです。小スペースや展示、ギャラリーなどでも重宝します。写真のZF-15ZZのワイヤサイズは1.3mm〜1.5mm。

https://www.griplocksystems.com/product/zf-15zz

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第3位:フックロック型

先端(写真下部)がフック型になったフックロック付きグリップロック。写真の25Z-1420-GHAはワイヤーサイズが2.0mm〜2.5mmタイプ。このグリップロックも、ワイヤーサイズに合わせて数種類あります。

https://www.griplocksystems.com/product/25z-1420-gha

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第2位:クランプ型グリップロック

先端(写真下部)がクランプ型になったグリップロック。パイプに取り付けて吊物をするもよし、パイプを吊るもよしのスグレモノ。黒とシルバーの2色があり、写真の50Z-CLMPのワイヤーサイズは4.0mm〜5.0mm。

https://www.griplocksystems.com/product/30z-clmp-200-v6b-s

 

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第1位:フックロック型

映えある第一位は、フックロック型です。見ての通り、ワイヤーの途中でフックロック付きのグリップロックを固定できますので、フック部分の高さ調整がフレキシブルに設定可能です。小物のリギングから、ギャラリーのアート作品の展示吊り下げ、商品のディスプレイなど、使い方は多様です。

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フックロック型のグリップロックを使ったアート作品の設営風景:

www.youtube.com

 

 

グリップロック社の公式ウェブサイトは以下:

https://www.griplocksystems.com/product-category/lighting/griplock-grippers

写真:グリップロック社(Griplock Systems LLC)公式ウェブサイトから使用。