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ノンアルコール・ビールでも酔える!?健康志向の「新たなお酒」の魅力!!

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ノンアルコール・ビールでも酔える!?健康志向の「新たなお酒」の魅力

少し前にNHKの健康チャンネルで『ノンアルコール・ビールでも酔える!?健康志向の「新たなお酒」の魅力』なる番組がありました。番組のサイトによると、「マラソン選手たちに競技前の3週間と競技後の2週間に毎日、約1.5リットルのノンアルコール・ビールを飲用してもらったところ、炎症を示すマーカーの血中濃度が低いことが判明。ビールに含まれている「炎症抑制物質・ポリフェノール」の働きが、選手たちの体の回復を早め、さらに呼吸器の、感染症にかかるリスクを低下させたと見られる」「体に害があるアルコールを抜いたノンアルコール・ビールだからこそもたらされた」と伝えています。

また「最近の研究で、ノンアルコール酒でも実際に酔いの心地よさ」を味わえることがわかってきた」そうです。これは「脳の記憶」によるものだそうで「お酒を飲み、酔いを経験した際、それを心地よいと感じると「酔いの快楽」が記憶されます。このためノンアルコール酒を飲んだ時に、本物そっくりの風味や味わいを感じると脳の中で、お酒を飲んだ時の心地よい記憶が呼び覚まされて「楽しさ」や「高揚感」が増し、「酔いに似た快楽」がもたらされると考えられるのです。」のだそうですが、実際、私もノンアルコール飲料を飲みながら「ちょっと酔ったような感覚」を感じることがあります。みなさんもありませんか?何十年もアルコールを摂取した経験値が、今や、アルコールなしでもアルコールを接種した時と同じような「酔い」の感覚をノンアルコール飲料から得られるなら、もう身体に害があって飲酒後に疲労感を感じるアルコールを接種する必要はないような気がしますね。

というようなことから「今やドイツにおいてノンアルコール・ビールは、健康志向の「新たな酒」としてトレンドとなっています。現在、1500ある醸造所のうち400以上でノンアルコール・ビールが造られ、売り上げも伸ばしています。」のだそうです。

www.nhk.or.jp

アメリカでもドイツ製ノンアルコールビールが人気

少し前まで、アメリカでもノンアルコール・ビールはあまり一般的ではありませんでした。もともとビールはアルコール度数が低いので、わざわざ味的に劣るノンアルコール・ビールを飲む必要がない、マッチョの国・アメリカでノンアルコール・ビールなんて、「そんな女々しいもん飲むぐらいなら、コーラでも飲んどけ!」的な考えがあったのではないかと思います。(ちなみに”女々しい”という漢字もいずれ使用禁止になるのではないかしら、ちょっと女性蔑視な言葉だと思いませんか?)しかし、健康ブームやライト・ビールの人気もあって、さらなる選択肢としてノンアルコール・ビールも台頭してきたように思います。そして需要の高まりとともに、商品のラインナップも充実し、”感度の低い””イケてない”近所のスーパーでもノンアルコール・ビールを取り扱うようになりました。今では、バーやパブでもノンアルコール・ビールを出す店が多くなり、ドイツでのノンアルコール・ビール人気のせいか、ドイツからの輸入品が人気を集めていいます。

 

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アメリカやドイツのノンアルコールはアルコール0%とは限らない

しかし、実はアメリカやドイツで販売されているノンアルコール・ビールは厳密には”ノンアルコール”ではありません。約0.5%のアルコールが含まれています。通常ビールのアルコール濃度は5%前後ですから、10本飲めば、アルコール入の通常ビールを1本飲んだのと同じアルコールを接種した計算になります。これを多いと感じるか少ないと感じるか。私の場合は、1回に1、2本がせいぜいですので、ビールをコップに5分の1ぐらい飲んだ計算になるんでしょうかね。アルコールが全く駄目な人なら、これでも酔いを感じるかもしれませんね。

アメリカやドイツのノンアルコール・ビールはビールの味がする

日本のノンアルコール・ビールはアルコール0%が今や普通ですが、逆に”ビール”とは宣伝しておらず”ビール・テイスト”飲料として販売しています。昔なにかで読んだのですが、アルコールを0%にするのは相当難しいらしいです。その分、日本のノンアルビールは、「糖質0」「カロリー0」「プリン体0」とか、他の付加価値がいっぱいついています。ただ、やはり”ビール”として考えた場合には、カロリーが100カロリー(小瓶)であっても、アルコールが0.5%あっても、アメリカやドイツのノンアルコール・ビールのほうがビールらしさが残っていて美味しいですね。

ということで、前置きが長くなりましたが、以下、私の近所の感度低い系のスーパーで購入可能なノンアルコール・ビールです。

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O’Doul’s Amber

O'Doul'sは、バドワイザーを製造している世界最大のビール会社、アンハイザー・ブッシュ社が製造しており、恐らく、アメリカのバーやパブで最も流通しているノンアルコール・ビールではないでしょうか。O'Doul'sには、AmberPremiumの2種類のテイストがあり、アンバーエール系の O’Doul’s Amberのほうがホップの風味が豊かで味わいがあるように感じます。ただ日本のラガービールを飲み慣れた人が飲むと、どちらもやや甘い(キャラメルの甘さ)と感じるかもしれません。O’Doul’s は伝統的なプレミアムビールとして醸造され、発酵熟成されています。 低温低圧蒸留(加熱処理しない方法)を使用してアルコールを除去するため、 豊かで繊細な風味とバランスが保たれているそうです。「日本のノンアルコール・ビールは”水っぽく”て”味が薄い”」と感じる人からすると、日本のラガーとは少し違った味わいですが、ビールの持つ、深いホップの味わいを楽しむことができると思います。

 

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BECK'S non-alcoholic

世界で最もよく飲まれているドイツ・ビールと言われるBeck's。澄んだ淡い琥珀色のペール・ラガーと呼ばれるテイストは、ほろ苦い麦芽のアロマとホップ、そしてキャラメル麦芽の甘みがあります。O'Doul'sに比べると、やや苦い味わいかもしれませんが、強めの炭酸とクリアな味わいで喉越し爽やかなノンアルコール・ビールです。ドイツ・ビール特有のクセのある味を旨味と感じるか、クセと感じるかで好みが分かれそうではあります。

 

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Clausthaler - original-

 

ワールド・ビア・カップのノンアルコール賞受賞ビール。ビール大国ドイツで最初に商品化されたノンアルコールのだそうです。ドイツの厳しい品質管理のもと、ビール本来の味わいを保ったまま、フレッシュで飲みやすい口当たり味は、ラガーに最も近く、甘い柑橘系の香りがビールの苦味ろ驚くほどバランスしている一品です。ややフルーティーな味わいは白ビール系が好きな方ならきっと気に入るのではないでしょうか。今回の3本+以下に紹介する1本、計4本の中で私が最も気に入っているのがこのClausthaler Originalです。同シリーズにはUnfiltered やDry Hoppedなどもあります。ただ、Beck's同様、ラガー中心の日本では、あまり味わえない海外ビールのテイストで、そういったいわゆる「ビールらしいビールの味わい」がお好きなら、きっと気に入ると思います。

 

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Clausthaler - Grapefruit-

 最後にご紹介するのは、日本ではあまり見かけないフルーツ味のビールです。海外では、アプリコット味やブルーベリー味のビールはよく見かけますし、カナダの白ビール(ベルギー系ビール)の代表的存在でアメリカでも絶大な人気を誇るブルームーンというビールは、オレンジの風味で有名です。ですので、バーなどでブルームーンを頼むとグラスに輪切りのオレンジが刺さって出てきます。Clausthaler Grapefruitは、天然のグレープ・フルーツ・ジュースで作られた、Clausthalerノンアルコールビールとグレープフルーツドリンクの完璧なブレンドです。アメリカでグレープフルーツ味のビールが販売されたのは、この商品が最初とのこと。

私は痛風持ちなので、「プリン体ゼロ」とか「糖質ゼロ」とか「カロリーゼロ」とかも気になって、日本のノンアルコール・ビールも飲みますが、テイストだけで選ぶなら、断然、海外のノンアルコール・ビール、それもできるだけ「エール」や「白ビール系」の海外テイストの商品を選びます。コロナで外飲みもなかなかできませんので、一度、ご自宅で海外ノンアルコール・ビールをお試しになられてはいかがでしょうか。案外、「あれ?ノンアルコール・ビールでOKやん!なにもアルコールを接種しなくてもてなことになるかもしれませんね。